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「沙羅も変わったねっ!」
「そ、そうかな??」
「うん…昔も可愛かったけど、なんかてゆうか今は…」
沙羅の頬に手を添え顔を近付けると、薫太は耳元で囁いた。
「綺麗」
その瞬間、沙羅は自分の顔がかぁっと赤くなるのを感じた。
体温急上昇。
「ぷっ。沙羅、顔真っ赤!」
「だって!薫太が変なこと言うから~っ」
顔を赤らめたままそっぽを向くと、クスクスとからかうように笑いながら薫太は離れる。
「ごめんごめんっ…とそうだ。ちなみに、南都と湊斗もこの学校だよ」
「え?!そうだったの?!」
予想外の嬉しい報告にパァッと目を輝かせれば、薫太は得意気にピースしてみせた。
「さすが幼なじみでしょ♪」
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