-§記憶①§-

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~Anri side~ 白い天井… 鼻をつく薬品の香り… ゆっくりと目を開けた。 何となく体がダルい… 「杏...杏里が...杏里が目を覚ました!!!」 目の前のおばさんは、そう叫ぶとどこかに行ってしまった。 ぼんやりとする目で、周りを見渡した... どうやら、ここは病室らしい。 と、いうことは自分は入院しているのだろう... 自分..? 自分って誰だ? その事を考えた途端、酷い頭痛が襲って来た。
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