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~Anri side~
白い天井…
鼻をつく薬品の香り…
ゆっくりと目を開けた。
何となく体がダルい…
「杏...杏里が...杏里が目を覚ました!!!」
目の前のおばさんは、そう叫ぶとどこかに行ってしまった。
ぼんやりとする目で、周りを見渡した...
どうやら、ここは病室らしい。
と、いうことは自分は入院しているのだろう...
自分..?
自分って誰だ?
その事を考えた途端、酷い頭痛が襲って来た。
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