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「杏は、まだ目が覚めたばっかなんだぞ!!」
「あ、そうだった。」
「忘れてたんかい!!」
パコッ
小夏と呼ばれていた子が、再び叩かれた。
2人の会話を聞いてると漫才みたいだ...ι
それにしても、スリッパで叩くって...ι
「杏里ごめんね。」
「ハッ!全然良いよ...」
ぼーっとしていたため、いきなり話し掛けられて驚いた。
「杏、私たちの記憶が無いんだって…?」
もう1人の少女が、ゆっくりと聞いてきた。
悲しい顔は、させなくないけど...
「うん…」
これが、事実。
「そっかぁ……」
やっぱり悲しい顔...
「私、安谷日向っていう名前。」
日向は、突然自己紹介をした。
「やすたに...ひなた..」
頭の中で反復してみた。
でも、分からなかった...。
「私は、川原小夏☆」
「かわはら..こなつ..」
小夏は、さっきとうってかわって元気な自己紹介だった。
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