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首に電撃のような痛みが走る。
「…むぅ。何で手を離さないんだよ」
首に噛み付いた犯人は痛みに揺るがずにいることに不満を見せる。
「離してほしかったのか…?」
「違うよ、『離させたかった』の!!」
どう違うのか判らないが機嫌を更に悪化させたらしい。
「――…すまない」
「あーもー、違うってば!! いいからもう下ろしてよっ」
言われた通りに地面に下ろす為に少し腰を屈ませる。そしてラシスの足が地面に着いた瞬間、ラシスはまたもや髪を引っ張る。
そして、
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