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クルクルと表情を変えるラシスの素直さに不思議と腹から込み上げるものを素直に出す。笑いが治まってから、張りついているラシスを剥がすために両脇を支えながら空に抱き上げると不機嫌なラシスの表情を隠す事無く眺める。
「高い高い?」
子供のようなことばかりしているラシスだが子供扱いは不服らしく、手を伸ばして首に両腕を回す。足が地面に着かないからか鎧に抱きついている様子はどう見ても子供としか思えないが黙っておく。
ラシスが落ちないように背中に手を回し腰を支える。
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