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死後すぐから四十九日までの間、人の魂は地上を彷徨っているらしい。
四十九日までにお浄土へ旅立つ準備をし、四十九日に所謂審判が下されるらしい。
これから何処へ行くのか。
生前の行いや、死後に家族がどれだけお経を唱えたかも関わってくるという。
義父の元へ毎週来てくれるお坊さんの受け売りだ。
余り信じられる類いの話ではないが。
しかし、私が妊娠した頃を遡ってみると、丁度四十九日の頃と重なる。
義父の死後、まだまだやり残した親孝行に後悔を思(おぼ)え、義父の生まれ変わりが私の元に来てくれたらいいなと思っていたのだ。
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