退職

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パート仲間の主婦たちは出産経験者が殆どだった。 中でも多忙の為流産を3回しているAさんと、同じく多忙で2回流産しているBさんは親身になってくれた。 全くタイプの違う二人だったが、そんな二人が言ってくれた事は同じだった。 「仕事は人さえ探せばその内代わりが見つかるけど、赤ちゃんのお母さんは福島さんしか出来ないよ。 赤ちゃんがもしダメになっても誰も保障してくれない。 後悔はしないで」 大きな後押しだった。 赤ちゃんを守れるのは私一人、その事が私を強くさせてくれた。 決心が着いた。
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