初恋~失恋

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僕は再び下駄箱の陰に身を隠す。 「はぁ…」 彼女のため息に再び僕は覗き込む。 彼女はうつ向いて受話器に手を置いたまま動かない。 「遠距離って辛いなぁ…」 そう言って彼女が顔をあげた瞬間、頬にこぼれ落ちる雫を僕は見てしまった。
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