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「太一…」
「よいしょっと」
太一は
隣のブランコに座る
俺は視線を逸らし
ブランコを漕ぐ
「さっきのあれ…冗談なんかじゃ…ないんだろ?」
俺は軽く頷く。
「幻滅…しただろ。
男が男を好きなんて、あり得ね-もんな」
苦笑いを浮かべる
「…普通はね。正直さっきは驚いたよ。俺、ノンケだしね」
驚いた…か。
当たり前だよな。
「あ-…も、太一に嫌われる位ならあんな事するんじゃなかったわ。もう、お前と一緒にいる資格なんかねえよな…」
もう太一は
俺とは一緒に
いられないよな-
あんな事までしちまって…
もう最低野郎だ。
「何言ってんの!!」
キィ…
「え…」
すると
いきなり太一はブランコから降り
俺の前に立つ。
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