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親友
「正直にいうと。今まで仲良くしてきた翔を恋愛対象として見る事は出来ない」
「…ああ。」
分かってるよ。
そんな事
でも改めて聞くと
傷つくもんだな…
「けどさ。俺はお前と一緒にいたい。恋愛とかそんなんじゃなくさ!」
太一がなきそうな顔で
俺に訴えかける。
「……でも俺はすぐにお前を恋愛対象外には見れない…」
親友。
だけど好き。
その感情は大きい…
今すぐになんて……
「今すぐなんか言ってないよ。少しずつでいい。無理に忘れようとしなくていい…ただ…」
「ただ…?」
「俺の願いは1つ…」
-毎日お前とくだらねえ話がしたい-
「今よりもっともっと話したい。バカ話したり、恋バナしたり…」
ば-か…
無理しすぎ。
バレバレだぞ。
でも
嬉しかったよ。
偽りの
愛より
バカ正直な
お前の気持ちが
何よりも
暖かく感じたよ
ポンポン。
俺はニコリと微笑み
太一の頭を軽く叩く
「翔…?」
「わ-ったわ-った…お前の気持ちはきちんと伝わったよ。」
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