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必死に抵抗する太一
「だから、黙れよ。」
冷たい視線を向け
両手を机に押さえ付ける
「いっ…やめ…ろ」
どうして
こんな事になってるって?
こいつに…
彼女が出来たから。
とんだ嫉妬だよな。
当たり前の事なのに
こんなに…
辛ぇなんて…よ。
「さっきは……おめでとうって…言ってくれたのに…」
涙目で訴える太一。
「ああ、言ったよ。」
本当は
憎くて憎くて
たまらねえけどよ。
「なのに…どうし-」
言葉を塞ぐように
呟いた
「お前が好きだから」
好き-だと。
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