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俺は
我に変えるように
口元を話す。
「翔…のばか…野郎っ!ひ…っ。俺…はお前の事…親友として…ひくっ…大好きで…」
必死になきながら
抗議をする太一に
動揺を隠せない。
くそっ…
なんで
なかせちまう事しかできねえんだ。
好きだから
愛したい
愛してるから
結ばれたい。
当たり前の事が
どうして
…上手くいかねえんだよ。
「……に決まってるだろ。」
「…え?」
「冗談に決まってんだろ。てめえそんなスキばっかり作ってたらふられちまうぞバ-カ!」
太一の頭を軽く叩き
声が震えないように話す。
大好きなのに
否定しなければ
いけないような
気がしたんだ。
「翔……?」
「ちょっとからかってみただけだよ!
本当は…お前の事…なん…か」
あれ、なんだよこれ
視界がぼやけてる。
「翔…」
「お前…の…っ…事なんか…!好きじゃな…っ…」
なんで
俺まで泣かねーといけねんだよ。
なんで
涙が止まらねーんだよっ…。
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