病院

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あの後…もう少し遅れていたら死んでいたと医師から伝えられた。 母さんは無事だった。 冷静ではなかったが、落ち着きが少しあってよかったと思っている。 個室に移された母さんは点滴をうちながら寝ている。 その横に俺はずっと座っていた。 何時間過ぎたのだろう…ぼーとしていたため時間など気にしなかった。 携帯を開いてみると時刻は22時を回っていた。 母さんにはまだ目を開ける気配はなかった。
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