彼女

7/9
前へ
/90ページ
次へ
洗面所につき、鏡を恐る恐る見る… 確かに…手の跡だ… あれは… 夢ではなかったのか…? その時だった… 『ねぇ…』 「ひぃっ…」 鏡に一瞬だけ長い髪の女が立っていた。 振り向くと… そこには誰もいなかった… 「な、なんなんだよ…」 俺は震えていた… その後すぐ部屋へ戻った。 気分転換に音楽でも聴こう… コンポにスイッチを入れる。 部屋中に乗りの良い音楽が響き渡る… 俺はさっきの出来事を忘れかけていた… だが… いきなり音楽が止まった。 そして… 『クスクス…ねぇ…明日会いに行くね…』 どこからともなく声がした。 俺は立ち上がり 「誰だっ!!」と大声を出した。
/90ページ

最初のコメントを投稿しよう!

260人が本棚に入れています
本棚に追加