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異世界の魔導師の末裔『黎明の民』の血縁者であり、その極東総取締り役・東家の次期当主。現当主・東刀閃の孫であり、魔導師の直系の子孫。つまり涼介自身も『黎明の民』の一人。父親が刀閃の次男であり、比嘉家は表向きは隠されている東家の分家である。
その身に桁違いに膨大な魔力を秘めて生まれ、その強過ぎる力が身を滅ぼすのを防ぐために母方の祖母によって魔力を封印された。実は母親や後に生まれるはずの紅澄葉と澄樹の魔力を、因果を越えてまで奪って生まれた。潜在的なものを含めてその魔力量は異世界の純潔な魔導師をも凌ぎ、皇宮魔導師・第一階級の『熾の使徒<セラフィム>』に匹敵するほど。
そのため比嘉家で魔力を持っているのは父・澄治と涼介のみであり、両親以外は東家から疎遠の状態にある。
現在その魔力の封印は時間の経過と強大過ぎる魔力、そして血の契約の影響で崩壊寸前にまで劣化してしまっている。しかし既にこちらの世界の血が多く入っている涼介の身体は、今尚も己の魔力を受け止め切れないため、根本的に肉体を強化する必要がある。
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