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ある日の事、
学校もバイトも休みの日は、いい年の女子高生にもかかわらず、リュウと逢わなくなってからは、部屋でゴロゴロしている事が多くなった。友達がいないわけではなく、1人になりたかった…
Buu…Buu…
久しぶりに私のケータイが鳴った。着信だ。
アイリ「もしもし?」
「………」
アイリ「もしも~し?ダレですか?……ッもしかしてリュウ?」
リュウ「突然ゴメン。アイリがよければ逢って話がしたい」
アイリ「うん。イイょ!ぢゃあどォ~する?待ち合わせ。ドコにする?」
突然のリュウからの電話に驚いた。でも私はリュウを責めたりせず、普通に接した。
リュウ「今、実はアイリん家の近くの公園にいる」
アイリ「ぢゃあ今から行くから、その公園で待ってて」
久しぶりにリュウと逢うのですッごいドキドキだ。オシャレして逢いに行きたかったが、またリュウがどっかに行ってしまう気がして、眉ダケ書き、Tシャツ・ジーパンでリュウの待つ公園へ走った。
私のトコに戻ってきてくれたのか、それとも別れ話なのか…
意味もわからず、恐くなり涙が出た。リュウの待っている公園まで泣きながら走った。
公園につくと、ひとりベンチに座っているリュウの姿が見えた。
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