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悟空がそう思った瞬間、三蔵の顔がさらに近づいて来るのがわかった。
悟空「おい、さんぞ………んっっ!」
悟空の言葉を遮る様に三蔵は唇を悟空の唇に押し当てた。
悟空「んっ…んっ!」
悟空は驚いて三蔵から離れようとするが、手足に力が入らない。
悟空(あれ?力が…俺、どうしちまったんだ?)
一度離れた唇は、次は悟空の耳たぶに触れる。
少し荒い息が耳にかかる。
その度に腰の辺りから力が抜けて行くのがわかった。
悟空「はぁっ!」
自然と声が漏れる………。
三蔵「なんだ、お前ずいぶん敏感じゃねぇか。」
今度は舌先で鎖骨をなぞる………。
悟空の体はびくんと震える。
悟空「うっっ!」
その時、三蔵の下腹部に熱い物が触れた。
三蔵「フフッ………もう寒くねえだろ?」
三蔵はそう言うと指で悟空の下腹部や内腿をすーっとなぞった。
悟空「三蔵………あっ、さ…ぞ…う!」
三蔵「どうして欲しいんだ?」
悟空は瞳を潤ませて、三蔵の体にしがみつく。
悟空「け……て……たすけ…て!」
それは掠れていて、ほとんど声になっていない。
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