215人が本棚に入れています
本棚に追加
私達は走り続けた。
警察官も、それに必死について来た。
(ヤバィ…もぅ、無理💦)
私がそぅ思った時、れぃは裏道に入った。
警察官は私達を見失い、追跡をやめた。
「はぁはぁ…れ、れぃ、一体何したの⁉」
「あ?」
「あ?ぢゃない❗警察官に追われるなんて…一体何したのよ?」
「………」
れぃは黙っていた。
私は呼吸を落ち着かせながら
「れぃのコトだから、窃盗?暴力行為?あ、詐欺とか?」
「そんな生ぬるいもんなら、サツから逃げねぇよ。」
「ぢゃ、一体何したの⁉」
れぃは少しの沈黙のあと、堅い口を開いた。
「人殺し。」
私は、固まった。
人殺し…あまりにも衝撃的で、何も言えなかった。
「う…嘘…でしょ?」
私は、恐る恐る聞いてみた。
きっと、れぃなら
『嘘に決まってんぢゃん❗信じたやろ?窃盗だよ。』
と、笑いながら言う。
私はそぅ思った。
「嘘ぢゃねぇよ…今ニュースで流れてる、東京の女子大生と男殺したのは、俺だ。」
私は言葉を失った。
私の目の前にいる人は、殺人犯で、私の恋人で…
私は…殺人犯を愛してしまったのだった…。
最初のコメントを投稿しよう!