生まれてきてごめんなさい

中学２年生

中学２年生になりました。担任は、今年教員試験に受かったばかりの、２３歳の女性の新任です。一学期ではとても優しい印象を受けました。しかし、この年が僕の人生を大きく変えることになったのです。
その新任教師は月日を重ねる毎に化けの皮を剥がしていきました。まずは女子には優しく男子には怒鳴って話すのです。ここからだんだん男子生徒は反感を持つようになりました。この新任教師は、この頃まで暴れん坊だった僕にターゲットを絞ったようです。僕がいつものように友達と暴れていると、その新任教師は僕のことだけ、学校で一番怖いと恐れられているスパルタ教師にチクリをいれたのです。これはまだ序の口です。僕は、その怖い教師に度々殴られてたので、本当に自分は真面目に学校生活を送るように約束したのです。僕は他の生徒と同じように授業も大人しく受けて、掃除も真面目に取り組んでいました。
ある日、当時流行ってた遊戯王カードが盗難されるという事件がありました。僕も遊戯王カードは集めていますしクラスの友達も皆集めてます。新任教師は盗難事件の犯人は僕だと主張し始めたのです。本当に僕は関係なく別にそこまでして欲しくもないのです。その新任教師は「盗ったリョウタ君も悪いけど、そういう物を学校に持ってこないように。」と言いました。結局、犯人は僕になってしまったのです。一生恨みます。