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「あら…なんだか見慣れない方がいると思ったら…」
と沙羅は慶に近付く
「よろしく。八敷 沙羅ですわ」
と沙羅は握手を求めた
「どうも…大羽 慶です…」
慶は照れながら握手に応じる
「玲ちゃんをいじめるようなことだけはしないでくださいね?」
沙羅は笑顔のまま、慶の手を強く握った
慶にはこれが警告だとすぐに分かった
「さて全員揃ったし、歓迎会を始めるか!」
政宗がコップを四つ、机の上に用意した
「え…俺以外の新入部員がまだ来てないけどいいんですか?」
慶が政宗に聞こうとしても目を合わせてくれない
しばらくして気が付く
「ま…まさか…嘘ですよね?」
慶は自分以外にも当然入部者がいると思っていた
慶は政宗から玲に視線を移す
「これで…全員です…」
「え~~っ!?」
「よ、ようこそ!情報解析部へ!」
慶の気持ちをよそに政宗は隠し持っていたクラッカーをならした
(ひょっとして…この部ハズレ…?)
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