なにもかわらない1日

2/2
前へ
/17ページ
次へ
朝、目覚ましの音とうるさい母親の怒鳴り声で目が覚める。 カーテンを開けるとまぶしい朝日が顔を照らす。 「たくや!!早く起きなさい!!」 母親が一段と声を怒鳴らせ騒いでいる。 「もう起きてるよ!」 たくやも負けじと声を荒げた。 「今日も1日つまんねぇんだろうなぁ……」 毎日なにもかわらない通学路を通り、古くボロボロの教室へ行き、いつもの同じ クラスの奴らと役にたつのかわからない勉強をする… たくやは毎日なんの変化もない毎日を過ごしていた。 クラスでは女子が恋の話で盛り上がっている。 「なんでみんなそんなに恋したいかなぁ…」 そう言うとたくやは親友のあつしと野球の話をしていた。
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加