忘れた光、消えた忌み…

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暗闇の中、なれてしまえば心地いい すべての事を見ることなく時が流れるから ぶつかったものすらわからず ただ僕はひたすら闇の中をさ迷う 生きているのか 死んでしまってるのか わからずに僕は走っている 終わればすむ苦しみなのになぜかこの狭間で一歩がでない 追憶の中、忘れていたかった輝き 辛く、悲しく、涙のたえなかった日々なのに どうして温かいの?… 忘れかけた光に照された心はたしかな想いを 強く弱々しく抱き締めていた 生きていたい 死ぬわけにはいかない 証を握り締める 終わればすむ苦しみなのになぜかこの胸に涙は流れずにいた 必死に走ったうす暗い世界の果て 君は見てくれているかい? 何もできなかった僕が唯一君に出来ること それが走り続けることだったんだ 今は 感じていたい 激しく高鳴る鼓動を いきる強さと証を 振り返れば見える闇もなぜかこの目には冷たく見えない 生きてくんだ 過去の闇と光をつれて 一人しゃないと思ったから いつかくる終わりの日まで 君と再開するその時にまた 二人でわらえるように…
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