死に至る病

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あ゛~あぢぃ、喉渇いた、と言い放ち歩いていると、木から何かが落ちて来ました。 近寄り手に取ると、それは蝉でした。 話を聞くと自殺しようとしたが叶わなかったらしいのです。 蝉が言うには、「俺らってさ、不幸じゃん?地中で何年も下積みして輝いてられるのは一瞬なんだぜ。だからさ、座してタヒを待つよりいっそタヒじゃえばいいんじゃね?ってなった訳じゃん?俺のSOULの叫びが聞こえんじゃん?だから蜜いっぱい吸ってタヒのうってさ。でもさ、重くなりすぎて落ちちゃったYO!」 暫く考えこんでノコノコは言いました。 「タヒを恐れてちゃ生きてても楽しくないYO!大切なのは毎日蜜を吸ってみんなと歌をうたうって生きてる事を実感する事なんだYO!せっかく生まれて来たんだから好きに生きるんだYO!なんの為に羽があるんだZE!BROTHER!」 それを聞いて蝉は飛び立ちました。 「おまえマジうZE----!」という言葉とおしっこを残して。 ※作者はキルケゴールではありません。
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