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「水原さん、こちら担任の柊先生です」
「おはようございます、水原さん。担任の柊です」
「あッ、おはようございます」
校長から紹介された柊先生はとっても優しそうな、少し若い男の先生だ。
「……あのー、えッと…非常に言いにくいんだけどね?」
しかし、挨拶早々言葉を濁らす先生。
「なッ…なんでしょ!?」
ちょっと不安になって裏返る声。
そして
「僕のクラスね…女の子君一人だけなんだー」
気まずそうに言う先生。
な~んだ、そんなこと……
「ッはぁぁあぁ!??」
嘘ウソう―――そッ!?
聞いてないよ!!!!!
「いやね、君のお父さん直々のお申し出なんだよ」
…親父殺す。
「大丈夫★水原さんなら馴染めると思います」
気付けば教室は目の前。
あたしはパニック状態。
変な汗が出てくる予感。
何でだ親父ーーー!!!!
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