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暫くすると腸を食べる音がしなくなりいつの間にか少女が立ち上がりこちらを見ている。
前髪が掛っていて目は見えないが口元には微笑を浮かべている。
そしてその微笑からは男の血が滴っていた。
(美しい。)
俺はこんな状況の中で不覚にも少女を美しいと思ってしまった。
少女「ねえ?」
「はい⁉」
突然話し掛けられたので裏声になってしまった。
少女「ウフフ🎵な~に?緊張してるの?可愛い🎵」
「……………////」
少女「ウフフ🎵」
俺の顔がみるみる熱くなっていく。
しかし、解らない。彼女はこんな現場を見られたのにまるで慌てる様子がない。
むしろ俺をからかう余裕さえある。
俺などどうにでも出来ると言う事なのだろうか。
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