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何度かの暗闇を超えて
また明るくなる筈だったのに
その日はとっても暗くて、寒かったの
いつもは青いお空が
あたちの汚れた毛の色みたいになって
お空から
たくさんのお水が降ってきたの
いつもは気持ちいい風もビュンビュン音をたててたよ
あたちは美味しいお水をたくさん飲めたけど
お水じゃお腹がいっぱいにならなくて
お腹がちゅいて動けなかった
体はお空から降るお水さんでびしょびしょになって
震える位寒かったの
あたちはなんで生まれたのかなって
一生懸命考えたけろ
あたちにはよくわからなかった。
大きな手の人は
どこへ行っちゃったんだろう…
顔なんて覚えてないけろ
前のお家に帰りたい
ママにもう一度会いたいよ
あたち
このまま死んじゃうのかな…
お腹ちゅいた…
寒いよ…
もう動けない…
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