ぴの。

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夢を見た。 おっきな鼬の神様が あたちの前に現れたの 真っ白でフワフワの体はママみたいな匂い 真っ赤な目はとっても優しくて あたち 死んじゃったのかな… そしたら神様が優しい声で言ったの 『あなたは本当は 死ぬ運命だったけれど このまま、優しさを知らないで虹の橋へ旅立たせるのはかわいそうだ。 あなたのちょうど一歳の誕生日まで 命を伸ばしてあげましょう。 どうか どうか幸せに…』 ママみたいな神様は そう言ってふわりと消えてちまったの 何だか幸せな夢。 とっても暖かい… 目が覚めたら あの広いお家じゃなくって 小さな小さなお家に入れられてたの ここはどこ? お空が見えない でも目の前には いい匂いのするご飯に 透明のお水!! あたちは無我夢中でご飯を食べたの お腹いっぱいになって あたちはまた眠った おいちかったよ 嬉ちかったよ
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