あとがき

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去年のクリスマスに たった1歳で 私たちの前からいなくってしまった 愛娘ぴの 私が眠っているぴのを撫でたときには ぴのは既に冷たくなっていました 動物病院の先生に指示を仰ぎ 心臓マッサージと人工呼吸を何度も何度も繰り返しましたが ぴのはいつもの軽やかな足取りで 虹の橋の袂へ旅立って行ってしまいました なんで早く気づいてあげられなかったんだろう もっと早く気づいてあげられたら ぴのはもっともっと遊べたのに、と 何度も自己嫌悪に陥り 自分を責め、泣いて過ごしました 司法解剖はしませんでした 苦しい 辛い思いをたくさんしたぴのを メスで傷つける事ができなかった 何が原因だったのか 今もわからないまま ぴのの身体は 自然がたくさんある私の郷里で空に帰しました お骨揚げは旦那と実家の両親と 小さな、小さな骨壺におさめました 今も居間の家族がみんな見える場所に置いてあります
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