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地上にいるだれかと親しくしていた動物は
死ぬと
『虹の橋』
へ行くのです。
そこには草原や丘がひろがり
動物達は一緒になって
遊んだり走ったりする事ができるのです。
たっぷりの食べ物や水
そして日の光に照らされて
彼らは暖かく幸せに暮らしています。
病気にかかっていたり
歳をとっていた子は
ここに来て健康と活力を取り戻し
傷ついたり、障害があった子も
元通りの丈夫な身体を取り戻しています。
すべては過ぎ去った夢のように…
動物達はみんな幸せに暮らしているけれど
たった一つ、悲しい事があるのです。
そう、それは
大切なあなたがいない事…
動物達は虹の橋で
一緒に仲良く過ごしています。
しかしある日
ついにその一匹が足をとめて遠くを見つめます。
瞳はきらきらと輝き
その身体はたまりかねたように小刻みにふるえ出します。
突然、彼はみんなから離れ
広い草原を跳ぶように駆け出します。
あなたを見つけたのです。
やっと出会えたあなた達は
抱き合い
再会を喜び合います。
もう二度と離れる事はないのです。
喜びのキスがあなたの顔に降り注ぎ
あなたの手はやっと出会えた友の頭や身体を愛撫します。
そしてもう一度
あなたは友の信頼に満ちた瞳を覗き込みます。
あなたの人生から長い間姿を消していたけれど
１日たりとも忘れた事がなかったその瞳を…
それから
あなた達は一緒に
『虹の橋』
を渡るのです。
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