Chapter2

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とにかく、今は何としてでも戦力を削るため、最も弱い《鈴の狩人》を近日中に始末しなければならない。 そのためには盟欄学園生の下僕が、数十人は必要となってくる。 広場の時計が示す時刻は『8:20』。 周囲に人はいない。 部活動の校外練習のため、ジョギングコースから戻ってきた彼ら以外は…。 「先生、クールダウン終了しました!」 主将の男子生徒が、気合いの入った声で報告する。 自分はそれに返答を返し、整列するように告げた。 彼らはそれに素直に従う。 それが「人間」としての、終わりを意味する行為だとも知らずに……。 まもなく、公園内に部員達の断末魔の叫びが響き渡ったのは言うまでもない…。 ◆【interlude out】◆
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