夢と大地と布団

3/7
前へ
/7ページ
次へ
「カシオ?」 「カシオ?居ないのか?」 と、担任の先生が出席をとっている 「また居ないのか、あいつは」 「ぐぅ」 カシオは公園のベンチでのんびり寝ていた 「また……か…」 カシオは呟いた カシオは片目を開ける カシオのベンチの前に一人の少年が居た 「なぜいつも俺に会いに来る?」 カシオは少年に問う 「君が…とても自由そうだから」 「自由…?」 カシオは更に問う 「俺は毎日普通にしているだけだ、これが自由にみえるか?」 「うん…羨ましい」 「そうか」 カシオは起き上がり 「ここ、座れよ」 ベンチに手をポンポンと少年を呼び掛けるように叩いた 「ありがとう」 少年はベンチに座る
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加