夢と大地と布団

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二人は公園のベンチに再び座る 「なあ冬吾」 「なぁに?」 「ありがとうな」 カシオは小声で答えた 「え?」 「もう行くわ、じゃあな」 カシオは立ち上がる 「よく聞こえなかったよぉ…」 冬吾は不満気に言った 「また会えるさ」 カシオは笑った 「うん…きっと」 また、冬吾も笑った カシオ…ありがとう カシオの目が開いた カシオは起き上がり、いつも通りに欠伸をする 「今日もいい天気だな」 あれから、あの夢は見なくなった 今日も学校をサボり 冬吾のところへ
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