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『実に簡単なゲーム内容だ。
今から三日間、生き延びる事ができたら勝ちだ。』
………。
何を言っているか、意味があまりわからなかった。
そんな事は、誰もができるはずだ。
『ああ、すまない。
言葉が少し足りていなかったようだな。
東京の諸君は三日間、サバイバルゲームに参加してもらう。
もちろん、本物のサバイバルゲームだ
さぁ、始めようか…。
ゲームをしよう…』
仮面の男がそう言い終えた途端、さっきのお笑い番組の続きが始まる。
(さっきの放送…。
別に近所も対して騒いでないし、冗談だよね)
私も対して信じていなかった。
何かの番組の宣伝、もしくは次にやる新しいドラマの宣伝とか。
その程度の事くらいしか考えていなかった。
そこまで気にする事が馬鹿らしかった。
「そろそろ、勉強に戻ろっか」
テレビの電源を消して、明かりを消す。
私は食べ終えていなかったポテチを持って上がって、自室へと戻った。
自室に戻り、机の棚に置いていた物に目をつける。
それは、私が16歳の誕生日を迎えて、銃の所持許を取りに受けた時に父から買って貰ったCOLT M1911だ。
(2010年に憲法が改正されて、16歳以上の人は銃の所持許可を取る事が出来るようになった。最も、所持許可だけで銃を実際に所持するには精密な検査を受けなければならないが…)
父は海外で軍に関わる仕事をしているので、一応私にも持たせておきたかったのだと思う。
まぁ、実際に銃を使った事なんて所持許可の試験の時だけで、もう使わないだろう。
実際に今の日本は、数年前と比べて随分態勢が変わったので、銃の密輸が出来なくなった。
その為、銃による殺人がここ数年で激減した。
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