贈り物

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学園の広場 広場には早い便の電車等の乗り物で来た者や部活動で朝早くから来た者がちらほらいた。 そんな中サラとキラの姿もあった。 サラがあたりを見渡す。 「レベッカさん、まだ来てないね。」 「だねぇ。」 「渡したい物ってなんだろう?」 「さぁ?」 キラはサラの問い掛けに首を傾げて答えた。 二人はある人物に呼び出されてここで待っている。   ヒュー 「お待たせ☆待った?」 頭の上で風を感じ、声も聞こえたので上を見ると、褐色の肌と金色の髪を持った一人の女性がホウキに乗って浮いていた。 「あ、レベッカさん!」 「大丈夫です。私たちも今来たところですから。」 サラとキラが交互に言う。 「あら、そうなの?」 レベッカは微笑みながら軽やかに地に降りた。 「サラ、キラ。中等部入学おめでとう」 「「ありがとうございます☆」」 さすが、双子ちゃん。声がハモッた☆ 「ということで、はい☆入学祝い♪」 レベッカは懐から何かを取出して二人の前に出した。 手には繭が二つあった。一つは淡い青、もう一つは淡い黄だ。 サラとキラはマジマジと二つの繭を見た。
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