転入生

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時間がたつにつれ登校する学生や生徒が増えてきた。 「入学式って何時からだっけ?」 「えーと。9時からだったかな? 「そのあとは?」 「学校説明とかがあって午後から授業だよ。」 その中にキラとサラの姿があった。 二人は学園内を散歩をして時間をつぶした。そして、今にいたる。 中等部の門と校舎が見えてきた。門も校舎も洋風作りになっていて、門には不審者防止の術がかけてある。 門を潜って昇降口へ向かう。 昇降口前には貼り紙が生徒達がこまないように間隔をあけて数枚はられていた。どうやら、1年生のクラスのようだ。 「えーと、私のクラスは1ーAにもちあがりね。」 「あたしはB組かぁ。隣のクラスだね。」 「そうだね~。」 それぞれ自分の名前が書かれた下駄箱を探して持ってきた上履きに履きかえる。上履きは羊の皮で出来ている。 「サラー。行くよー。」 「はーい。!!。この力は!?」 サラはある力の気配を感じ辺りを伺いながら歩いた。 ドン!! 「キャッ!」 「うわっ。」 まともに前を見てなかったので誰かとぶつかってしまった。 ぶつかった拍子に後ろへ倒れてしまう。何も対処できずに固い床に背中をあててしまうと、さとったサラは次にくるだろう大きな痛み予想しながら目をギュッとつぶった。
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