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「双子ちゃん☆おはよー♪」
後ろから声が掛けられる。
振り替えると、青と紫のオッドアイを持った少女がいた。
「「カレン!」」
「さすが双子ちゃんねぇ。みごとにはまってるよ。」
「双子ちゃん、双子ちゃん。うるさいなぁ。」
「だってホントのことだもん♪で?どうしたの?朝っぱらそんな暗い顔して。幸せが逃げちゃうぞー♪」
「ちょっと昔の事を思い出していたの。」
「まさか!」
サラの口から出た“昔”と聞いてカレンは心配そうな顔をして双子を見た。
「大丈夫だよ。その“昔”じゃないよ。」
「良かった~。」
キラの否定を聞いてホッと胸を撫でおろした。
カレンはサラとキラの友人で、二人が学園に来る前の過去を知っている数少ない人達の一人だ。
過去に関係する事になるといつもきがけてくれている。
また彼女も昔色々とあってこの学園にきている。
「私達いつもカレンに心配かけてごめんね。」
「いいの、いいの。気にしないで。私、サラとキラが大好きだから☆」
カレンは満遍の笑みで答えた。
そして、三人はたわいもないおしゃべりをしてクラスに分かれた。
カレンはサラと同じクラスだ。
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