転入生

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―――A組・サラ&カレンのクラス 「「おはよー♪」」 二人は教室に入り明るく挨拶をした。 「おはよ。」 「おはようございます。」 「おはようさん。」 次々とクラスメイトの明るい挨拶が飛んできた。 「えーと、確か席は…………」 「6年生の席と同じ☆」 「そうだったね。」 お互いそれぞれの席に座る。 サラの席は窓側だ。窓からはグランドや体育館、プールなどが見える。遠くには学園の敷地内と街ある。 生徒のクラスは校舎の真ん中あたりの階に集まっている。 もし、地から空から不振者が侵入してきた時、生徒から守るためだ。 上の階と下の階も校門と同じく不振者用の術が施されており。まるでサンドイッチになるように生徒のクラスがあるのだ。 サラは窓の景色を見ながらあの時感じた力の事を考えていた。 (あの力は一体何?誰の力?まさか…………。) 「サラ!!!」 「うわっ!ビックリした~。」 いきなり呼ばれたので、危うく後ろへ倒れるところだった。 目の前にカレンがいた。 「やっと気付いた。何度も呼んだんだよ」 どうやら考えに夢中になっていたらしい。 「あ、ごめん、ごめん。ちょっと考え事してて。」
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