31人が本棚に入れています
本棚に追加
―――A組・サラ&カレンのクラス
「「おはよー♪」」
二人は教室に入り明るく挨拶をした。
「おはよ。」
「おはようございます。」
「おはようさん。」
次々とクラスメイトの明るい挨拶が飛んできた。
「えーと、確か席は…………」
「6年生の席と同じ☆」
「そうだったね。」
お互いそれぞれの席に座る。
サラの席は窓側だ。窓からはグランドや体育館、プールなどが見える。遠くには学園の敷地内と街ある。
生徒のクラスは校舎の真ん中あたりの階に集まっている。
もし、地から空から不振者が侵入してきた時、生徒から守るためだ。
上の階と下の階も校門と同じく不振者用の術が施されており。まるでサンドイッチになるように生徒のクラスがあるのだ。
サラは窓の景色を見ながらあの時感じた力の事を考えていた。
(あの力は一体何?誰の力?まさか…………。)
「サラ!!!」
「うわっ!ビックリした~。」
いきなり呼ばれたので、危うく後ろへ倒れるところだった。
目の前にカレンがいた。
「やっと気付いた。何度も呼んだんだよ」
どうやら考えに夢中になっていたらしい。
「あ、ごめん、ごめん。ちょっと考え事してて。」
最初のコメントを投稿しよう!