31人が本棚に入れています
本棚に追加
「考え事にしては顔がこわーい顔になってたよ。」
そういって、サラがしていた顔のマネをする。
マネといっても笑ってしまいそうな顔を作る。
「プッ!アハハハ。そんな顔してないわよ。」
カレンの顔を見てサラは声を出して笑った。
「む~~~~~~。」
カレンはもっとマネをする。
「アハハハハハ!」
バンバンバン
お腹を抱えて机を叩き爆笑する。
「アハハハ!!あー、お腹が痛い。で、何か用があったんじゃないの?」
サラは涙目でヒィヒィ言いながら言う。
「あ、そうだった。すっかり忘れてた。メイファから聞いたんだけど、このクラスに新しい子が入るんだって。」
「ぐっ!!ねぇ、カレン?」
「ん?なぁに?サラ。」
「その顔のまましゃべるのはもうやめて。」
サラは笑いを堪えながら訴えた。
カレンはもとの顔に戻すと…………。
「ちっ。」
「なに!?その舌打ちは!!」
「それでね。その子ね。男の子なんだって。」
(あ、話し戻した。)
「それでね。サラとキラと同じ双子なんだって。」
「フェッ!?」
最初のコメントを投稿しよう!