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―――B組・キラのクラス
「ふ、双子!?」
「ええ。確かその双子の片割れはA組に入るそうですわ。」
「A組って事はキラの姉のクラスじゃないか?」
「そういえば…………」
ところ変わってここはキラのクラス。
キラは二人のクラスメイトに囲まれて話していた。
一人は銀髪の髪に綺麗な顔立ちに右目を眼帯で隠している少女。名はイリス。
もう一人は赤い長髪の髪を一つに束ねた少年。名はアンジ。
「そういえば?」
アンジがオウム返しに聞き返す。
「あの二人かな?」
「「へっ!?」」
二人の目が点になる。
「会ったことがあるんですの!?」
「えーと、会ったというより、ぶつかった♪」
「キラがか?」
「あたしじゃなくてサラの方。よそ見をしてて。」
「サラらしいですわね。」
「で?どんな奴らだった?」
「どんなって、決まってるじゃん。あたしとサラと同じ双子。」
「「…………………。」」
ヒューン
アンジとイリスの間に寒い風がふいた。
「いや、それは分かってる。そういうのじゃなくて、強い…。」
「ねぇ、その双子の男の子は格好よかったですか?身長は高かったですか?」
アンジが言い終わらないうちにイリスがアンジの言葉をさえぎった。
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