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久々にきたナオ兄の家は、
前と同じで穏やかな空気が流れていた
「はい康恵」
なっちゃんは、そういうと
私に一枚の青い封筒を手渡した
「これ…取りにきたんでしょ?
ナオが康恵が来たらわたしてねっていったから…」
なっちゃんはそういって私の顔をみた
私は傷付いた顔をしていたんだろう
あのなっちゃんが、
私に対して凄く気まずそうな顔をした
「ご…ごめん、康恵」
私は無言で首を横に振った
「なっちゃん…これ…読んでいい?」
「好きにしな。
でもそれナオが俺の部屋で読んでっていってたよ」
ナオ兄が…?
「わかった…」
私はそういうと、居間を出てナオ兄の部屋に向かった
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