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「うぉっ!!?」
という声がした。
私は不思議に思い、泣きながら後ろを振り返った。
するとそこには
見たこともない中学生位の男の子がたっていた。
「…うぇっ…誰?」
と訪ねると、その男の子は
「お前、そこの黒沢商店の孫だろ?」
といった。
確かに自分は黒沢商店の孫だ。
しかし、
見ず知らずの人に自分のことを喋っていいのか
と悩んでいると、男の子は
「ぶっ…!」
と吹き出し笑った。
私は少しビックリした。
しばらく笑うと男の子は
「まぁ、いいや」
といって
ヒョイっ…と私を抱えた。
それも物を担ぐかのように
「…………っ!?」
驚く私を無視して、男の子は
「帰り道わかんねぇんだろ?送ってやるよ」
といった。
しばらく私が黙ってると男の子は
「そういやぁ、俺お前の名前聞いてなかった。なんていうんだ?」
私はちょっと不信感を抱きながらも、少し安心していたので
「……康恵。……お兄ちゃんは?」
といった。男の子は
「俺?俺はトニー(笑)」
「嘘っ!だってお兄ちゃん金髪じゃないもん!!」
「そこかよっ!!嘘だよ。
俺の名前はナオ。
普通にナオってよんでいいから(`▽´)」
「ナ…オお兄ちゃん?」
とかなんとか話してるうちに私はうちへとついた。
外では私の家族が、一生懸命私を探していてくれた。
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