室井の言葉

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室井は1ヶ月後退院した。 明日には広島に出発する室井は最後に皆に挨拶して行こうと考えた。 まずは警視庁。 室井「ご迷惑をおかけいたしました。」 川野「いいや、いいんだよ。キミが無事ならね。」 室井「…ありがとうございます。」 川野「キミが警視庁にいないと代わりが必要のようだな。」 室井「どういう意味ですか?」 川野「警視庁にはキミみたいなキャラクターが1人でもいないと所轄や他の署と協力できないらしい。今回の事件でよくわかったよ。」 室井「……」 川野「いつかはキミに戻ってもらいたい。それまで、広島でもう少し頑張ってくれないか?」 室井「はい。ありがとうございます。」 川野「でわ、また仕事が出来る日を楽しみにしているぞ。」 室井「はい。失礼します。」 そういって部屋を出ていく。 するとそこには新城と沖田がいた。 沖田・新城「退院おめでとうございます。」 2人が頭を下げる。 室井「ありがとう。キミたちには本当に世話になった。」 新城「いえ、自分がしたくてしたことですから。」 沖田「そうですよ、室井さん。ご無事でよかったです。」 室井「すまないな。」 その時一倉が新城達の後ろから歩いてきた。 一倉「……室井…退院おめでとう。」 室井「ありがとう。お前にも迷惑かけたな。」 一倉「やめろよ、そういうの。新城達が真剣だったから手伝っただけだ。」 室井「そうか。でも、ありがとう。」 一倉は照れ隠しのためか、なにも言わずUターンして帰っていった。 沖田「湾岸署にはもう行かれたんですか?」 室井「いや、まだだ。これから行く。」 新城「青島達がまっていますよ。」 そういって新城達は室井を外まで見送った。
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