幸せなじかん

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夕方になって目が覚めた私たちはけんとが小学生だった頃のビデオを見ることにした。 けんとは高校までバレーボールをやってたみたい。しかも……かなり強くて有名らしい(笑) 「この試合な、近畿大会なんやけど俺らのチーム一番背低かってん!」 「あ…確かに小さい(笑)」 「やけどむちゃくちゃ強いんやで!」 「てか、けんとどこにいるの?」 「彼氏くらい自分で見つけてくださぃ😁」 「・・・この子??」 「ぶぶーーー」 「なら、この子だ!!!」 「はいはずれ~(笑)」 「この子??…こっちかな(笑)やっぱりこっち💦」 「俺最後まで見つけてもらえんのちゃう??(笑)これが俺☆」 「小さっ!」 「小さいなりに一番輝いてるで⤴」 けんとの言った通り、けんとのチームは圧倒的強さだった。 「けんと、さっきから靴拭いてばっか(笑)」 「床滑るしな!天才は靴拭く余裕があんねんか♪」 「わあ!けんと小さいくせにアタックした」 「惚れ直したやろ?」 「!?…はぃはぃ(笑)」 「あっ!俺雑誌に載ったんやで」 「えー?ほんとに?」 けんとは雑誌をとりに部屋から出ていった。
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