黒い箱

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舞台中央に黒い箱 それ以外はまるで普通の家の中のように物が置かれている 家族の食事時のようだ 父「(めっさ低い声で)ごっはんはマダかな~♪おっなかがー…ぐぅぐぅ♪」 娘「ぐぅぐぅ♪」 ポチ「(ラップ風に)Yo!食事時、オレラが真面目な時!やめられない情熱!とめられない強烈!Yo!Yo!Yo!」 ポチの決めポーズ 父「ポチ、静かにしなさい」 娘「なにを吠えてるのかしら」 父「発情期だろう、ポチも雄だからなあ」 ポチ「メスですけど」 娘「やだ~、お父さんったら~」 父「はっはっは、まあ雄にはそんな時があるのさ」 ポチ「おい、コラ」 父「ほーら、とっておいで!」 父、骨を遠くに投げる ポチ「キャイ~ン」 ポチ、猛スピードで追いかける 父「はっはっは…犬め!」 娘「犬ね。」 父「あ、お父さん!すみません…起こしてしまいましたか?いえ、なんでもないんですよ、ちょっとポチがエロティックに興奮して…いや、発情期で騒ぎたしただけで…、はい、もうすぐご飯ですよ。いえ、夕食です。朝は食べたでしょう?」 父、黒い箱を祖父だと思って扱う
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