8人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
中学の頃の思い出…
私が中学校に入学したのが約8年前。その頃私は別の小学校から入学してきたHさんを好きになりました。
彼女の性格は明るく、勉強もできて、髪型や服も○EVENTEENのモデルの様にお洒落で、なおかつ男女みんなと仲が良かったし運動もできた子でした。
もちろん、そんな彼女をみんな(男子群)がほっとくわけありません。席替えの時など、普段はクールで知的なT君も、席が隣になると顔がにやついてましたし、彼女の斜め後ろになった私の顔はひくついてました。
しかしT君にも、私にも、そして男子群全員には過去最大にして最強のライバルがいたのです…
そう…タッキーこと、滝沢○明率いるジャニーズJr.軍団です!
彼等は、テレビという公共情報伝達手段を通じて我々一般の平民男子から、容姿の平等と、Hさんの思いをかっさらっい、我々に残ったのは、彼らへの嫉妬とやりきれない気持ちでした…
もちろん、Hさんの筆箱や下敷きには彼等(主に滝沢氏)のシールが…
席替えの数日後…先生の病欠により授業が自習に。
そして教室はおしゃべりに…。
私は隣の友人とゲームの話(確かドラ○エモンスターズのダーク何とかの作り方か何か)をしてましたが、私の耳と全神経は斜め前のT君とHさんの会話に密着24時間です。※ついて行けないと思った方は次ページへどうぞ。
会話の出だしは意外に、クール知的なT君。
「それ(滝のシール)…、何で貼ってんの…?」
普段は知的なT君、苦し紛れに愚問です。その質問は、何もしてない女性に、ねぇ…今何してんの?って電話越し、もしくはメールするよーなもんです!えっ…別に何も…っみたいな答えが返って来るのは分かり切ってます!そこはHさん、「えっ…好きだからだけど…?」さすがHさん、優しい答え!まだT君、引き返せば何とかなる!もう私の気持ちはドラ○エどこじゃありません!よほど嫉妬しているのか、T君一向に引きません。
「無駄じゃねー?だってそいつら…(ジャニーズJr.)、Hさんの存在すらしらねぇんだよ??」
良くぞ言った!中学生ならぬその発想!さすがは知的なT君!我らが英雄、代弁者!
優しきHさんも、さすがに嫌な顔をし、周囲の女性に耳打ち。ここからが今世紀最大のジャニーズJr.V6…じゃないVS田舎中学、男子軍戦の始まりです!次ページへ。
最初のコメントを投稿しよう!