プロローグ

3/6
前へ
/50ページ
次へ
古典の授業が終わり昼休みになった。 シュウは仲の良い男子と弁当を食べていた。 「つーか、マジ痛て―わ」 シュウは頭をさすった。 「菅野のヤロウ、思いっきりぶちやがったな」 菅野とはさっきの古典の授業の教師のことである。 「シュウ、あれはお前が悪いぞ」 こいつの名前は大野陽一。 シュウとは家が近所で、小学校からのつき合いである。 「お前のイビキまじでうるさかったぞ」 「そんなに?」 「うるさすぎて俺はお前に起こされた」 「どんだけ…」 頭のてっぺんがズキズキした。
/50ページ

最初のコメントを投稿しよう!

557人が本棚に入れています
本棚に追加