-美菟の暮らす城-

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    『あの研究所にいる間はもう生きてるっていう感じしなかったわ……痛かったし怖かったし………ぁ…死鬼さんはどうやって研究所から出たの?』  死鬼にどうやって出たかなんて全く記憶がない。だから覚えてないとしか言えなかった。  …あの時自分はどうやってあの場所から逃げ出したのか……思い出そうとすると変な気持ちになる……。死鬼は思い出そう出そうとするのをすぐやめた。 『ご馳走様』  美菟が作った料理はとても美味しかった。 『お風呂も入ったらどう?』 『入る~!!お兄ちゃん一緒に入ろ!!!』 『あ…あぁ…ぉう。』  美菟は二人を風呂場へと案内した。とても広くそしてキレイな風呂だ。 『服はそこに脱いでおいてね!ちゃんと洗うわっ。着替えは用意するから大丈夫ですよっ』        
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