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目が覚めると森の中にいた。
崩落の衝撃で体の至るところが痛む。
セシル「こ、ここは……?」
セシルは立ち上がり辺りを見渡す。
すると様子がおかしい風景が目に入った。
その方に歩いて行くと、セシルは恐ろしいものが見えた。
森が《割れ》底が見えない程の《谷》が出来ていた。
セシル「あの召喚獣の力か……」
セシルは召喚師の力を恐ろしく感じた。
自分と同様、闇の力であるかも知れないと……
セシルは草むらの中に倒れている、少女を見つけた。
すぐに駆け寄り、安否を確かめる。
気を失っているようだが、どこにも怪我は見当たらない。
セシル「良かった……この子は無事か。」
ホッと胸を撫でおろすと、ある事を思い出した。
セシル「カイン?カインっ!」
辺りを探すがどこにも姿はない。
セシル「いつまでもここにはいられない……
この子を連れて逃げないと……
カイン、生きていてくれ!」
セシルは少女を背負い、その場を後にした……
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