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『……』
ケイは途中で演奏を止めた
『…どうやら…来客が訪れたようですね…』
ケイは呟いた
『!?』
―…うそ…ちゃんと気配を消したはずなのに……こうなったら……―
セレナは弓矢を出し草影に隠れながらケイに向けて矢を放った
―…運の悪い天使ね…―
セレナが放った矢は背を向けているケイに真っ直ぐ飛んでいく
そしてケイに刺さろうとした瞬間……――
セレナは瞳を見開いて、驚きを隠せなかった
――…な……矢を手で!?……――
セレナが放った矢をケイは指と指の間に挟んで止めていた
――…そんな…私の放った矢を指で止めるなんて…――
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