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『一ヶ月間自分に期間を与えました。一ヶ月間の間セレナさんが僕を好きと言わなかったら諦らめるつもりでした…………でも……セレナさんは僕を絶対好きだと思ってましたよ』
『…どれだけ自意識過剰なのよぉ…………ひどいよ………私……こんなに……』
セレナは泣きながらケイの胸を叩いた
『僕だってこれでもけっこう傷ついたんですよ。あんな事言われて。それにセレナさんはこうでもしないと、僕を好きと言ってくれないでしょう?』
『………本当に私でいいの?……私……私………』
『僕はセレナさんがいいんです。セレナさんが好きなんです』
『…………私もケイが好き………でも………私の手……こんなに冷たいし汚れてる………ケイの温かくて綺麗な手を……私は……』
セレナが言いかけた瞬間ケイがセレナの手を両手で温かく包み込んだ
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